【箱根山】4カ月半ぶりに噴火警戒レベル1になりました。
2019.10.07
箱根山(箱根町)の火山活動が低下し、噴火の恐れが低くなったとして、気象庁は7日、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げた。レベル1は5月19日以来、約4カ月半ぶり。同庁の観測では、9月に入ってから火山性地震の回数が少なくなり、レベル引き下げの判定基準の一つである「30日間で9回程度以下」に減少。地下のマグマの活動を示す山体膨張の地殻変動も収まったと判断した。
箱根山では2015年6月に観測史上初の噴火が発生した。これに伴い3(入山規制)へ引き上げられた警戒レベルは同年11月から1が続いていたが、火口のある大涌谷では活発な噴気活動が継続。完全には終息せず、火山活動が再び活発化したため、今年5月19日にレベル2に引き上げられた。