開催中の企画展
- 2021年3月11日(木)~7月14日(水)
平山郁夫展~シルクロードを描く~
世界遺産・敦煌莫高窟を描いた大作「敦煌鳴沙・敦煌三危」をはじめ、平山の歴史幻想画の傑作「鄯善国妃子(楼蘭の王女)」など当館収蔵の画家の代表作を一挙に公開します。長さ2m80cmに及ぶ「黄河沙波頭」など稀少な淡彩素描も多数展示します。
Ikuo Hirayama 1930~2009広島県瀬戸田町生まれ。東京美術学校卒業。前田青邨に師事。東京藝術大学学長、日本美術院理事長、ユネスコ親善大使など。1998年文化勲章受章。シルクロードの画家としてのほか、長年東京藝術大学で後進の育成につとめ、日本美術院でも日本画壇を牽引しながら数多くの個性豊かな後輩を育成した。
平岩洋彦展 詩のある風景-空・水・光のなかに-
平岩洋彦の風景画には、ひっそりと深まってゆく山の自然の魅力を言葉少なに伝える詩人のような趣があります。空、水、光といった形がないものの変化を現代人の内景としてとらえた現代の文人画のような高雅で詩情溢れる作品世界です。
Hirohiko Hiraiwa 1944~長野県飯田市出身。東京藝術大学日本画科卒業、同大学院修了。1967、69年法隆寺金堂壁画再現模写に従事。1978年文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリア・フィレンツェに滞在(翌79年まで)、1979年サン・ラファエル国際展銅賞受賞。創画会を経て無所属。
齋 正機 展 新世代の日本画~やさしく、あたたかな絵~
現代の日本画に新たな風を吹き込む齋正機の展覧会。ローカル鉄道や田園風景、何気ない暮らしの情景を描いた作品は、懐かしい記憶や思い出を呼び起こす心温まる優しい世界です。本展のために作家が特別に制作したオイルパステル作品も会場限定で販売いたします。
Masaki sai 1966~福島県生まれ。東京藝術大学日本画専攻卒業、同大学院修了。2003年洋画の登竜門として知られる昭和会賞(日動画廊)を日本画家として初めて受賞。明るく柔らかな作風で、機関士だった父の思い出である鉄道や、郷愁を感じさせる里山などをモチーフに、詩情溢れる日常の情景を描き続けている。
収蔵名作展~日本画の煌めき
成川美術館の代表的なコレクション展です。雄大な芦ノ湖と富士の眺望を描いた関口雄揮による八曲一隻の屏風の大作をはじめ、山本丘人、加山又造、東山魁夷、牧 進、牛尾武らの現代日本画の秀作を展示します。堀文子作品も人気の高い7作品を展示します。現代日本画の幅の広さと厚みを感じることの出来る展覧会です。