開催中の企画展
- 2024年11月14日(木)~2025年3月12日(水)
吉田多最展 万古不易-U.S.A.サンフランシスコ天平山禅堂客殿ふすま絵公開-
吉田多最(号・舟汪)が3年半かけて完成させた米国・天平山禅堂客殿ふすま絵を展示します。伊豆のさまざまな松をモチーフに、竜神や日輪など命の有り様を表現した全長22メートル(16面)に及ぶ本ふすま絵は、画家畢生の大作です。奉納前の貴重な公開です。あわせて当館収蔵の代表作や近作も展示します。
Tamotsu Yoshida(号・舟汪 Shuo)1947~神奈川県横須賀市に生まれる。武蔵野美術大学日本画専攻卒業。加倉井和夫に師事。大学卒業後は日展に出品し、87年日展特選、日春展奨励賞、89年日春賞など受賞を重ねる。98年に日展を退会し、その後は無所属。文化庁現代美術選抜展、山種美術館賞展等にも出品。2006年高野山龍泉院作品収蔵。2014年サンフランシスコ曹洞宗天平山禅堂東室客殿襖絵《松龍図》奉納披露展(髙島屋、横須賀市美術館巡回)。鋭敏な感性によってとらえた様々な命のかたちを繊細に表現。自然界の息吹に共鳴するような深遠で奥深い静寂な気品漂う作風で知られる。古希を機に雅号を舟汪とした。